《3》

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「旨い!」 ざっと 10人は集まっただろうか。みんなガンガン飲んでいる。まっみんな体育会系だからね。その辺はハンパない。 で、ここで疑問に戻る。 「沙祈ちゃん先輩、なんでいるんですか?」 「えーダメ~?」なんて、らしくもなく可愛く小首を傾げながら、ジョッキを持ち上げ流しこんでいる。 「おい!沙祈。なーに可愛い子ぶってんだよ!こいつは俺がよんだの。ひとり寂しく宅飲みしてんじゃねーかなーって思ってよ。」 と、沙祈ちゃん先輩の髪をクシャクシャとしながら、匠先輩が言った。匠先輩は沙祈ちゃん先輩の同級生だ。 なーんか二人いい感じ… 何か言っては、二人してゲラゲラ笑ってるし。 ちょっと、ボディータッチ多くね? 別に俺、沙祈ちゃん先輩のただの後輩だし…ムカついてるのも変だな。 あーまたわかんね〰 飲もう!飲もう! 俺は、続けてジョッキを空けた。 よしっ!かけつけ三杯終了!
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