《4》

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みんなまだまだ盛り上がってるなか、俺は膝に沙祈ちゃん先輩がいるから身動きもとれず… 「雄二、お前ってさぁ~沙祈ちゃん係だな。ヨロシク!ヨロシク!」 お気楽に声かけてくるのは俺の同期の浩二。いっつもつるんでるから、沙祈ちゃん係な俺をいつだって見てるんだよな… 「仕方ないだろ。」 実は飲むと最後は必ず俺のところに来る沙祈ちゃん先輩。可愛いんだけど、俺がいない時は一体誰に甘えてるんだ? 少しだけ、グレーなモヤモヤが俺の心に沸いてくる。 「雄二……」 突然、名前呼びながら俺のシャツを引っ張ってきた。
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