《4》

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「はい、はい」 突然後ろから抱え上げられた。『お姫様抱っこ』なんて素敵なもんじゃない。これは『羽交い締め』?脇から両手を差し込まれ(もちろん、背後から…)立たせられる。 無理矢理、後ろを見上げると… 「あー雄二~」 やっぱり来てくれた。いつだって雄二は私の味方だもんね~嬉しくて満面の笑顔になる私。 んんん?何だか雄二の目、泳いでる? 「沙祈ちゃん………」 「はい、前見て!帰るからね!」 急に視界が高くなった。ひょいと雄二にオンブされてしまった。 なんかさぁ~雄二、怒ってる?てか、沙祈ちゃんって!私は先輩だぁー
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