《1》

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仕方なく携帯をひらく。一緒に行く約束をしてた後輩の雄二に電話を入れる。 「あー雄二~ゴメン!夕飯行けなーい」 「えーっ沙祈ちゃん先輩どうしたんですか?」 歳より幼く見えるせいか?私は後輩達から沙祈先輩ではなく、沙祈ちゃん先輩なんて呼ばれてる。まぁ嫌じゃないけど… 「風邪?鬼の撹乱?熱出ちゃった…ハハハ」 「大丈夫っすか?」 「うん。寝てれば治る~ゴメンね。いけなくて…みんなにヨロシク言ってて。」 「わかりました。自分帰りにでも寄りますから」 酔って来るんじゃないだろうなぁ~なんて思って、家には来なくていいから!と言って電話を切った。
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