2Game 笑顔

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「今日の練習はここまでだ。」 「ありがとうございました。」 練習が終わり私は一年生達と一緒にモップがけをする。 「相原先輩!」 「何?葛西くん。」 葛西朋樹くんは篠原くんと仲が良い。 「モップ自分のとこ終わったんで、代わりますよ。」 「えっ?そんないいよ。自分の分は自分でやらなきゃ。ありがとね。」 「分かりました。それじゃあお先に失礼します。」 「お疲れ様。」 葛西くんはとても優しく、礼儀正しい。 「先輩。」 「うん?何、篠原くん。」 「モップ終わってないのあと先輩だけなんですけど。」 「…本当だ。遅くてごめんね。」 「先輩ってドジでトロいですね。」 「たっ確かに、モップは遅くなっちゃったけど、ドジとかトロいわけじゃって……篠原くんいないし。」 篠原くんは何というかマイペースで、 全然笑わないし、クールで言いたいことをずばずば言う。 ……私篠原くんに先輩だと思われてないような。 「とりあえず、早くモップ終わらせないと。」 私は急いでモップがけをした。
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