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「あ、そうだ。今更だけど先生はなんて呼べばいいですか? ずっと“舞衣ちゃん”だったけど要望とかありますか?」 う~ん、と考えるポーズをとりながら黙り込む 数秒して顔を上げて 「舞衣がいい。」 「ちゃん付けとかしなくて良いんですか?」 「うん。」 「そっか。じゃぁ改めて、今日から宜しくね、舞衣。」 「宜しく。えっと……」 「あぁ。俺は千秋でいいですよ。」 「宜しくお願いします、千秋先生。あ、敬語じゃなくていいですよ?」 「そう?じゃ遠慮なく。」 頭のうえにポン、と手を置く 俺は「お休み」と言って病室を後にして医務室に向った
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