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………実際のところは何もわからなかった お母さんの方は色々と話をしてくれたが全部あやふやだったし、舞衣ちゃんの方は何も話そうとしなかった 心は何処か遠くにいて目もそれを探すようにしてこっちを見ようともしなかった だから俺はそれを知るために、安心させるために入院をさせた そんなことを考えてるとコンコン…と扉がノックされた 「はい、誰ですか?」 「あの、く、工藤です。」 「え…?舞衣ちゃん!?どうしたんですか?確か入院は明日では…」   「お母さんが昼に行けなかった分の仕事をするから今日から入院しろって…」 「夜勤…ですか?」 時計の方に目を向けるといつの間にか8時をまわっていた どんだけ考え事してんだよww! 「解りました。それでお母さんは?」 「下で私を下ろしてくれた後すぐ仕事に向いました。多分もう仕事場だと思います。」
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