一章

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「屯所まであと一息だ」 私たちは暗い道を並んで歩き始めた。 「皆さんお元気にしていますか?」 「あぁ!皆昔と何も変わっていないぞ」 「そーなんですか」 昔のことを話ながら歩いていると、一人が足をピタッと止めた。 「一華くん?」 「近藤さん...私の後ろにお下がりください」 何..? 正体はわからないけど...。 だけど、この先に...何かいる...! 暗闇にふと人の姿が見えた。 あれは..人..? だけど...様子がおかしい...。 「いかん!一華くん、逃げるんだ!」 「え...?」
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