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「屯所まであと一息だ」
私たちは暗い道を並んで歩き始めた。
「皆さんお元気にしていますか?」
「あぁ!皆昔と何も変わっていないぞ」
「そーなんですか」
昔のことを話ながら歩いていると、一人が足をピタッと止めた。
「一華くん?」
「近藤さん...私の後ろにお下がりください」
何..?
正体はわからないけど...。
だけど、この先に...何かいる...!
暗闇にふと人の姿が見えた。
あれは..人..?
だけど...様子がおかしい...。
「いかん!一華くん、逃げるんだ!」
「え...?」
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