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「一華、そんなに泣いたら可愛い顔が台無しだぞ?」
「近藤さん...」
「俺たちはもっと強くなって、立派な武士になってみせる。だから一華も、立派な陰陽師になれるように頑張るんだぞ?」
「..はいっ!」
「ん、いい返事だ!(ニカッ)」
近藤さんは笑顔で私の頭を撫でてくれた。
「さぁ一華、そろそろ行きましょう」
「ばいばい、皆ー!」
「じゃーなっ、元気でなー」
「もぉ、泣いたりすんなよー」
私は最後の最後で笑顔になってみせた。次に会った時は、皆が驚くぐらい強くなると約束して、私は試衛館を卒業した。
そして三年後。
私はいろんな術を使えるようになり、陰陽師としての第一歩を踏み出していた。
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