最遊記「沙悟浄先生2⃣」

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「あっれ、みかチャンじゃん?」 この独特なトーンの声は… 「ご、悟浄ッ!!」 巻き毛のボスらしきその女子生徒が振り上げた手をサッと後ろに隠す 『みか』とは彼女の名前なのだろう 「だァーかァーらァー。俺こんなだけどいちお教師よ?沙悟浄先生って呼べって何度も……つか、何してんのさ、こんなトコで」 「いや、それは…その、」 先ほどの剣幕は何処へいったのか 一気にしおらしくなる女たち と、そこで壁にもたれ掛かって怯えている女子生徒に気づきチラッと視線をそちらによこす沙悟浄先生 口の端に滲む血を見てニヤッと笑った 「へぇ?そんなことしちゃうんだ。みかチャンは。」 、
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