さらに余分な雑談

2/2
前へ
/18ページ
次へ
今日ロッテリアに行ったら感動する文章特集みたいなんがあって ちとばかし感化されて 嘘っぱちでも書いてみたいと思った。 嘘でもないかもしれないけど そんな書きなぐり。 ――――― 携帯が普及してきた頃、適当な番号に電話してみるのやメールするのが流行った。 そんな中で仲良くなったヒデがいた。 もちろん顔も、住所もなにも知らない。 そしてヒデという名前も本当かもわからない人がいた。 歳は20、大学生。 当時16歳だった私には大人な存在であり、よい兄のような人だった。 彼は家庭事情がごった返しで精神も病んだ面倒くさい思春期の私に親身に相談にのってくれたり、時には一緒に泣いてくれたりした。 当時、電話番号などは預かりサービスやSDもなかった為アドレス帳なんてバックアップできなかった。 すごく近いと思っていたのは錯覚で、何桁かの数字だけで繋がっていた。 そこに気にもしていなかった事が起きた。 今なら普通に愚痴れる"水没" 静かにヒデとのサヨナラはきた。 当時は水没したら新規での契約しかお金のない私にはできなかった。 近場の友達に教えればいいや、なんて軽い考えのまま時は過ぎた。 今になって懐かしく思う。 彼は何をしているのかと。 嘘だらけの付き合いや友達の中で、顔も何も知らないからこそ本気で話せて、当たれた、あのヒデに会いたい。 せめてお礼を言いたい。 こんなご時世、5文字なんてメールでもサイトでもすぐに伝えられるけど私はまた何かを錯覚しているのではないだろうか。 もし、今彼に何か言えるなら 心からありがとうを言いたい もし今伝えられるのなら、すぐあなたにありがとうと伝えよう。 ―――― うん、3点
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加