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キーンコーンカーンコーン
御影「……ふぅ」
「みっかげ~」
御影「……な、なに?」
美里「昼御飯のおごりをかけて勝負だ!」
御影「え……やだよ……」
美里「……Boo Boo」
御影「……」
橘美里
幼なじみであり僕の天敵だ
僕は美里の肩もない程の身長しかなく
力でも美里には敵わない
だからおもちゃにされている
御影「……どうせ僕の苦手な種目で勝負なんでしょ?」
美里「御影運動出来ないから、なにで勝負したってそう言うじゃん」
御影「だ、だって……体格的にハンデがあるし」
美里「男らしくないなぁ……」
御影「う、うるさいなぁ……」
よく美里に言われる
確かに男らしくないけど、体格は生まれつきだし仕方ないよ……
と、何故か美里が僕の頭を撫でてきた
御影「な、なに?////」
美里「……御影髪の毛綺麗だね」
御影「……」
美里「小柄だし、女の子っぽい顔してるし……体型も女の子っぽい」
御影「うぅ……」
美里「本当は女の子だったりして」
御影「違うよ!」
美里「……!」
御影「……」
一番気にしていることだ
街で子役スカウトに出くわし、女子小学生だと思われスカウトされてしまったことも……
……仕方ない
引っ込み思案なので友達が美里しかいなく
服のセンスが女の子寄りになってしまったのだから
まぁ、男の人が着ても変ではない、いわゆるユニセックスのような服だけど
美里「私服とかどうにかならないの?パッと見女の子だよ?」
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