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御影「え?私服……女の子っぽい?」
美里「かなり」
御影「で、でも、お店の人とかお姉ちゃんは男女共用って言ってたよ…?」
美里「確かに男女共用ではあるけど、御影は顔が女の子っぽいんだから、女の子の服にしか見えないのよ!」
御影「うぅ……理不尽だよ」
美里「……やっぱり私が服選んでやるしかないね」
御影「え?」
美里「ライバルにはそれなりの威厳を持ってもらわないと困るんだから(^^)」
美里が僕のことをライバル視し始めたのは小学2年生の頃だ
初めは無視していたのだけど
次第に僕のプライドをつっついてくるようになり
僕もライバル視を始めた
勉学では僕、運動では美里が圧勝
御影「い、いいよ……服ぐらい自分で選べるもん……」
美里「……じゃあとりあえず今日私の家来てよ、一番イケてる私服でね?」
御影「……」
美里「……」
御影「わ、分かったよ……」
美里「よし、決まり(^^)」
ということで本日の予定が出来たところで
結局僕がお昼ご飯を買ってくることに……
これじゃあパシりと同じだよね……
ライバルなのに不服だよ……
放課後
御影「……じ、じゃあ、また後でね」
美里「女装してくんなよ~」
御影「しないよ!誤解されそうなこと言わないでよ!」
美里「にひひ~またね~」
家に帰ると
僕の尊敬すべきお姉ちゃんがソファーで休んでいた
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