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教室に戻ると、入り口付近で東城君が友達と雑談しているのが目に入る。
はぁ~~
本当にカッコイイ。
勉強も毎回、30位以内には入ってるし。
神様は出来る人には二物も三物も与えるもんなんだなぁ。
「美紅ちゃん、見過ぎ」
華代ちゃんに指摘される。
私の恋心は華代ちゃんにだけは話した。
誰かに知ってて欲しかったのかもしれない。
病気の事は、華代ちゃんにも話してはないけれど・・・
そこは少しだけ罪悪感を感じる。
友達に隠し事・・・本当は、するもんじゃないんだけどね。
「岡先生、何だったの?」
「体育祭の時、救護を手伝えって担任命令」
「職権乱用?」
「そうとも言う」
「ええ!じゃぁ、競技中美紅ちゃん、生徒のテントに居ないの?」
「そうなんだぁ」
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