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「その代わり、救護のテントに来てくれれば、お茶菓子は出してあげるよ」
「そんな事できるの?
見た事ないけど」
「私と涼子ちゃんの間に不可能な事はない!」
「勝手に言ってるだけなのね」
「まぁまぁ、救護だもん。
休まなきゃでしょ?」
「そりゃ、そうだけど、休むの意味違うよね」
呆れたように笑う華代ちゃん。
「いいのいいの。
残り少ない学校生活、楽しく過ごさなきゃね」
「いや、3年始まったばかりだし」
「それこそ、いーやだよ!
3年なんて受験とか就職とかで、やる事一杯なんだから、楽しむべき事はしっかり楽しまなきゃ!」
力説!
仕方がないじゃん。
修学旅行にも行けなかったんだし。
今まで高校生らしい事とか、やってないんだもん。
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