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先生と並んで歩いている。
圭はいつあのことを言われるかﾋﾔﾋﾔしていた。
「校長先生の話長かったね。 ｵﾚも立ったまま寝そうだった」
先生は圭を見ながら話す。
(…きた--っ)
慌てて返事をする。
「でっ、ですよね-。ほんと長すぎ! 先生にあくび見られちゃうし」
先生から言われる前に自分から話をふった。
「ははっ。 目が合ってびっくりさせちゃったかな。 でもあんな可愛いとこ見れるとは思わなかった」
優しい顔して恥ずかしいことをしれっと言う。
もちろん男子にあまり免疫がない圭は真っ赤になりうつむく。
「先生ってやっぱﾓﾃるんですね。 女の子の扱い慣れてる感じ」
なんか悔しくてそんなことを言ってみる。
「そんなことないよ。 少し人見知りだし」
「うそだ-。 じゃあなんで私と普通に話せてるんですかぁ?」
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