-変わらない日常-

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1年からずっと課題に終われる毎日。 3年になったからといって変わるわけじゃない。 むしろ卒業前の3年間の集大成、『作品発表会』という大きなショーもあるため、より一層忙しくなるのだ。 「真人と続けられるかなぁ。 今まで以上にデートできないし。 はぁ、ラブラブカップルが羨ましい」 真人とは優の彼氏。 多賀真人。 優とはもうすぐ2年になる。 「真人くんとは大丈夫でしょ。 毎日ここまで迎えに来てくれるんだから」 圭たちとは違う学校なのだが割りと近いため、毎日迎えに来てくれるのだ。 (優にベタ惚れだし(笑)) そんな真人の思いにまったく気付いていない優に少し呆れる。 圭もたまに一緒に帰るため真人とは仲が良い。 こないだ一緒に帰ったトキ真人に熱く語られたのを思い出す。 一緒に帰る途中、帰り道にあるファミレスで優がトイレに行ったトキのこと。 「やっぱいいなぁ。 優。 マジ結婚したい」 とこっちが恥ずかしくなるようなことを、優が帰って来るまで聞かされた。 (ほんと仲が良いよな-) 意識がどこかに行っている圭を優が呼び戻す。 「帰ってこ-い」 .
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