君ﾏﾃﾞﾉ距離

-変わらない日常-

「…、ただいま」

「何考えてんのよ?」

不思議そうな顔して圭を覗きこむ。

(あんたたちのことだよ、鈍感優ﾁﾝ)
心の声を飲み込み慌てて答える。

「それより始業式始まるから体育館いこっ」

教室には数人しか残っておらず、慌てて体育館に向け走り出した。

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