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「あんたお尻が大好きやったから、喜ぶ思って持ってきたんやないの~」
「いくらわしでもな、こんなにでかいお尻は萌え要素ゼロなの明らかだっぺよ」
何やら口論している様子の二人を、割れ目の亀裂から必死に覗き見る主人公。
すると、その視線に気付いたのか、お爺さんは急に振り返ると
「そこじゃあ!」
現役時代の相方である、名刀-百鬼切り-を握り締め、わいせつ物に突き刺しました。
中の主人公は何とか空気を読んで、突きをしゃがんで回避しました。
その際に、髪をかすめる演出も欠かせません。
「あ、あんたいきなりどうしたんだい?」
お爺さんの突然の行動に戸惑うお婆さん。
そんなお婆さんに、お爺さんは半笑いで
「いや、何でもないわい。昔、戦場で視線に混ざった殺気を浴びすぎて、わしの第六感も鈍ったようじゃな」
と返しました。
先程の一撃の痕は元々あった亀裂の近くだったため、主人公は両手を突っ込んで無理矢理に中から這い出てきました。
「で、出番の前に死ぬかと思ったわ、まったく……」
ようやく登場した主人公に、当然のごとく驚くお爺さんとお婆さん。
そんで長ったらしい事情説明も済ませて、いよいよお爺さんによるネーミングタイムのお時間です。
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