人里、再び

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おばさんの家に到着。 「あら、よく来たわね。まあゆっくりしておいきよ。それよりちょっと聞いてよ……」 おばさんの話が長いので以下省略。 とりあえず、この人は口を使った弾幕勝負なら魔理沙のキノコ機関銃を安々と捻り潰すだろうとだけ言っておく。 「さようなら」 「また来なさいね、坊や」 井戸端会議専用超ド級究極弾幕精製最終兵器の所持者に別れを告げ、暇人になった僕。 思わぬ精神ダメージとタイムロスはあったが暗くなるまでまだ時間はある。 前回はあまり詳しく里を回れなかったから、今日の残りの時間は里の探検に当てたい。 以前見かけた尻尾だらけの女性はいるだろうか。 正直気になる。 結論から言うとあの人は居なかった。 しかし、その代わりにウサ耳ブレザー少女が居た。 その彼女は現在僕から少し離れた所で恐らく売り物だろう薬の入った箱を持って歩いている。 早速話し掛けてみよう。 念のため、誰に向ける訳でもなく釈明させてもらうが、僕は別に軟派な男と言う訳ではない。 ただ、動物が好きなのだ。 特に小動物。 理由は見てると和むから。 彼女は小動物っぽくはないが、ウサ耳があるだけで非常に大きな和み効果を発揮している。 出来れば触りたいと思うのだけど、僕の第六感は触っても心地良さまでは分からないので非常に残念である。 「すみません」 「はい?」 「兎ですか?」 「はい、そうですが……」 ああ、和むなぁ。
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