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私は席につくと前に座る成の肩を叩いた
「ねぇ成
どうして起こしてくれなかったの??」
「人に頼らないで
起きなかった自分が悪い」
と冷たく言い放たれた
私は口を尖らせて
「成のバカっ」
と叫んだ
すると
後ろの寛子が声をかけてきた
「若葉ちゃん、成葉ちゃん…
冷たいね」
「うん…
あぁぁぁぁぁっもうっ!!
こんなこと考えてても仕方ないしっ!!
集中集中!!」
と切り替えた
寛子が小さな声で
「なぁんだ…
立ち直っちゃった」
と言ったのは聞こえなかった
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