2、冷たい成葉

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私は席につくと前に座る成の肩を叩いた 「ねぇ成 どうして起こしてくれなかったの??」 「人に頼らないで 起きなかった自分が悪い」 と冷たく言い放たれた 私は口を尖らせて 「成のバカっ」 と叫んだ すると 後ろの寛子が声をかけてきた 「若葉ちゃん、成葉ちゃん… 冷たいね」 「うん… あぁぁぁぁぁっもうっ!! こんなこと考えてても仕方ないしっ!! 集中集中!!」 と切り替えた 寛子が小さな声で 「なぁんだ… 立ち直っちゃった」 と言ったのは聞こえなかった
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