ひらひら

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母の足元からうっすら見えた空き巣の姿。 髪はボサボサ、髭も延びきって、服も小汚ない。 幼いながらにそう思ったその時、私は背筋が凍った。 その腕にはナイフ。 それは鋭く尖っていて、蛍光灯から溢れる光が反射している。  
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