ひらひら

15/25
前へ
/43ページ
次へ
「危ない!」そう思った時にはもう遅かった。 少しずつ詰めてきていた距離は0。 振り上げたナイフは母の心臓に勢いよく刺さった。 あっという間。 「グサッ」だったような「ザクッ」だったような、そんな音がした瞬間、血があちらこちらに飛び散った。 それと同時に、母は崩れ落ちるように倒れた。  
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加