ひらひら

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次は父。 父の心臓にナイフを一突き。 お兄ちゃんを庇いながら立っていた父は、何の抵抗も出来なかった。 そして、お兄ちゃん。 父が命を掛けて庇ったお兄ちゃん。 その命が奪われるのも時間は掛からなかった。 お兄ちゃんが倒れると同時に、「ああ。次は私の番だ」そう悟って瞼をゆっくり閉じた。  
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