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「ど、どどどうしたんだ!」
「桜?!」
「っー…が…ーーぃ」
何とか声を振り絞って伝える。
「え?な、何だって!?」
「ったい!」
「たい?」
ああもう!
「お腹が痛いの!」
だからお願い!救急車をっ。
そう言ってまた悶える。
「お、わ分かった!待ってろよ!」
騒がしく出ていった。
「桜!大丈夫?痛いよね。可哀想にっ」
ああ。良かった……
こー…れ…でー…助か…るー……
朦朧とした意識の中、サイレンが聞こえた気がした。
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