「お空は…飛べるの?」

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突っ立っててもしょうがないから、とりあいず飲み物でも出すことにした。 「飲み物コーヒーでいい?」 「あ…うん。ありがとう。」 一瞬間があった気がするけど気にしない。 キッチンに行きお湯を沸かす。 「この部屋、キッチンとかテレビとか色々揃ってるよね。真美の部屋に無い物多いし、絨毯引かれてるし、VIPルームって感じがする。ホテル並だよね。」 「この病院で一番広い部屋だからね。」 確かにこの部屋は無駄に広い。 キッチン、テレビ、ソファー、パソコンなど。生活に必要なものは全て揃っている。 まず、この5階は広い病室が多い。 真美さんだって芸能人だから、一般と一緒にされちゃ困るからここの階に入院してるんだと思うし。 コーヒーを入れてソファーに座ってる空くんに出す 「ありがとう。」 彼はそういい、机に乗っているミルクを2杯。 お砂糖を1杯……2杯3杯4杯……5杯。 入れた。 私は口がぽかーんと開いてしまい。 彼にクスクス笑われる。 「俺。甘党なんだよね。」 甘党にも程がある気がする。 でも、彼の意外な一面が見れて嬉しくなり、ついつい頬が緩まってしまう。
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