「お空は…飛べるの?」

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「あっ間接キスしたゃったね。」 「!?」 言われて、初めて気がついた。 更に胸の音が速くなる。 そして、彼は最後にホークをペロッと舐めて“御馳走様でした。”と手を合わせて言った。 出来ればもう、ドキドキさせないで欲しい。 いつもの病気が原因でなるのとは違う痛みが胸を締め付ける。 「見てるだけでつまらなくないの?」 食べ終えた彼は突然、こんな事聞いてきた。 何を聞いているのか分からない私は、目をパチパチとさせてしまう。 「外。いつも外ばかり見てるから。」 そうだろうか…。 確かに見てることは多いが、彼の前で外を見た記憶はあまり無い。 外よりも、彼の方に目がいっちゃうから…。
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