122人が本棚に入れています
本棚に追加
「あっ間接キスしたゃったね。」
「!?」
言われて、初めて気がついた。
更に胸の音が速くなる。
そして、彼は最後にホークをペロッと舐めて“御馳走様でした。”と手を合わせて言った。
出来ればもう、ドキドキさせないで欲しい。
いつもの病気が原因でなるのとは違う痛みが胸を締め付ける。
「見てるだけでつまらなくないの?」
食べ終えた彼は突然、こんな事聞いてきた。
何を聞いているのか分からない私は、目をパチパチとさせてしまう。
「外。いつも外ばかり見てるから。」
そうだろうか…。
確かに見てることは多いが、彼の前で外を見た記憶はあまり無い。
外よりも、彼の方に目がいっちゃうから…。
最初のコメントを投稿しよう!