第1章 始まりは突然

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俺は『結城 颯太』。 3ヶ月前に私立明野台高校に進級したばかりの高校二年生だ。 正直俺は、この高校生活にかなり期待と気合いを込めていた。 なぜか。 中学時代は、友達が誰ひとりとしてできなかった。 人と付き合うのも苦手なものだから、スタートに大失敗。 遅れを取り戻すにも時すでに遅し的な感じになっちまったんだよな… 彼女はおろか、友達すらできなかった。 そんな訳で、俺は高校ライフに気合いが入っていたと。 結果? まあ、友達はできたさ。 休み時間とかよく話してるしな。 かなり仲いいのが3人いる。 つまり、俺は高校ライフスタートに完全成功しましたとさ。 めでたし、めでたし。 .
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