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パ「相変わらずデカイですね…」
リ「そうね……」
二人はそう言いながら目の前にある建物を見上げる
目の前にある建物はまるで城かと思う程、白く大きい
学園「アルカディア」、その大きさは王都「ユートピア」の中で二番目である
リ「こんな綺麗な学園なのに腐った貴族が多いなんて…」
パ「そんなことよりも早く学園長に会いに行きましょう」
そう言って近くにある校内見取り図を見ながら学園長室目指して歩いて行く
校内のとある一室、そこに金髪の青年が木製の大きな机に向かって書類を書いていた
襟足が長く、前髪も長め、翡翠色の目の青年は大きく欠伸をして壁に掛かっている時計を見る
「そろそろ彼らが来る時間だな…」
そう呟いて背伸びした時、室内にノックの音が響く
そして青年がどうぞと言うと扉が開いた
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