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失礼しますと入ってきたのはパンドラとリリーナ、二人は金髪の青年を見て固まる
「おや、狂獣様と操者様はこんなにも若々しく可愛らしいとは…」
パンドラが青年から言われた言葉に唖然としながらも反論する
パ「それはこちらの台詞ですよ、貴方は今、何歳なのですか!?」
「私?私は今年で四十六だよ♪」
リ「四十六!?嘘でしょ!?」
リリーナが驚いたのも頷ける、何故なら四十六と名乗った青年は容姿が若く、パンドラたちと対して変わらないように見えるからである
しかし、動きからは年季が感じられ二人に右手を前にして紳士的なお辞儀をする
ヴ「改めまして、私はこの学園の長をしておりますヴァン・ノーチェスと申します、お見知り置きを…」
ヴァンと名乗った青年にパンドラは同じく自己紹介をする
パ「私はパンドラ・ルナハーツ、こちらはリリーナ・アルカードです」
リ「私たちは今は生徒、敬語は使わなくていいわよ♪」
ヴ「それでは失礼して、この学園へ来たという事は私の頼みを聞いてくれのかな?」
ヴァンはパンドラたちにソファーに座るように指示し、紅茶を差し出す
その上でパンドラたちに自分の頼みを聞いてくれるか質問する
すると二人はとても楽しそうに答えた
リ「あたり前ですよ♪」
パ「目当ての貴族がいるかもしれないですし♪」
ヴ「そうかい、ならこの学園の事について軽く説明しないとね」
そう言ってヴァンは立ち上がり、書類が積んである机の引き出しから二枚の紙を取出しパンドラたちに手渡した
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