学園

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二人は軽く手渡された紙に目を通す ヴ「この学園は全寮制ということは知っていますか?」 パ「姉さんから軽く教えてもらいましたが…」 ヴ「なら後は魔力検査ですね」 そう言ってヴァンはまた立ち上がり近くにあるタンスの引き出しから水晶を取り出す それをパンドラたちの前に置くとパンドラは嫌そうな顔をした パ「測定しないといけませんか?」 ヴ「はい、規則ですから…どうかしましたか?」 パ「いえ、それならば…」 ヴ「“学生”としてお願いします」 ヴァンの言葉を聞いたパンドラは苦笑いしながら、リリーナは笑いながら手を置いた すると水晶内に魔力数値と色が現れた ヴ「リリーナさんは闇に雷、水、魔力は約10000、特待生レベルで属性も多いですね」 リ「1割すら出していないわよ♪」 通常、属性は一人一つであり多くても二つである また、数値は一般で1000~3000、特待生でも8000弱が良いところである そしてヴァンはパンドラの方の水晶を見ると驚愕の表情を浮かべた ヴ「マ…-10000!?何ですかこの数値は!?それにこの属性は…」 パ「やっぱり驚きますよね💦」 そう、パンドラが手を置いてある水晶には揺らめいでいる数字と血のような赤が写っていた また、パンドラの目を見ると何も聞くなと語っていた ヴ「と…とりあえず二人とも特待生ですね、ギルドランクは…」 パ「Sで、異論はありますかリリーナ?」 リ「パンドラが決めたのならそれでいいわ♪」 ヴ「じゃあSでいいね」 そう言いながらヴァンは手もとにある書類に書き込み始めた
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