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哲志くんは私に怒ってきた。
「最初は三奈がなんであんな事になったのか知りたかったから霊夢の推理を手伝っていたのに、霊夢はこれを推理ゲームっていたな!!」
すると詩織先生が哲志くんが怒っているのを見かねたのか話しかけてきた。
「コラッ!!哲志くん!!教室で大声を出さない!」
哲志くんは不満な様子だった。
しばらく教室に沈黙が続いていた。
私は哲志くんに対して凄く悪いことをしてしまったと思いあやまった。
「………ごめんなさい哲志くん。私、間違って言葉を使ってしまったの。哲志くんの気持ちは少しは分かるよ。」
哲志くんは怒っている表情を緩めてため息をついた。
「ハァ………。まったく霊夢は自分が言ったことは責任をもってほしいし、言う前によく考えてから言って欲しかったよ……。」
「うん……次から失敗しないようにがんばるよ……本当にごめんね………。」
私は少し涙をきがつかない間に流していた。
哲志くんはそれをみて笑顔で私の頭を優しく撫でてくれた。
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