哀しみ

8/15
前へ
/94ページ
次へ
しばらく勉強していると都ちゃんが私に聞いてきた。 「霊夢。足し算なんかより私は数列を勉強したいなぁニャハハハ」 私は思わずため息をついてしまった。 「もう都ちゃん!応用出来るなら何で基礎ができないのよ!」 すると都ちゃんは分かったようで渋々勉強の続きをやり始めた。 私も都ちゃんに負けない為勉強の続きを始める。 今、私が勉強しているのは数学Bの数列を勉強していて以外にも手間取っていた。 「う~ん。この分数の数列の求め方はどうすればいいんだったかな……?」 すると前から男の子が私の座席の前に来た。 「どう?2人とも勉強は順調?」 「順調なのは順調なんだけど。この分数の数列の求め方が今分からないの……」 すると男の子は問題を見た。 「ああ。その問題は教科書を見て解いたほうが良いよ」 (あれ私この男の子に凄く期待したんだけど!?) そう思い哲志君に頼む。 「教科書より哲志君に教えてもらう方が嬉しいのだけど?ハハ……」 羽矢哲志【ハヤサトシ】 私と同い年の男の子。 体型は普通で顔立ちはさっぱりしている男の子で密かに私は哲志くんのことが少し気になっている。 性格は優しい性格の持ち主。たまにボーとしていることがある。 けど大事な所では真面目な哲志君。 私はたまに思うことがある。 哲志くんの妹はなんで兄と性格が正反対というか違うのか不思議に思えてしょうがない。 哲志君には妹がいる。 名前は羽矢三奈【ハヤミナ】 小学校三年生の女の子。 イタズラ好きでいつも私は三奈ちゃんのイタズラの被害者【?】になっている。 都ちゃんも同じように被害にあっているので困っている。
/94ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加