15人が本棚に入れています
本棚に追加
三奈ちゃんは何故か哲志君にイタズラをしない。
私が思うのは、哲志くんは三奈ちゃんの兄だしイタズラをしたら優しい哲志くんでもさすがに怒ると分かっていて、イタズラはしないのかなと私は思っている。
すると哲志くんは私が問題の解き方を教えて欲しいと分かったのか笑顔で話してくれた。
(哲志くん笑顔かわいいかも……)
「わかったよ霊夢。今イスと筆記用具持ってくるから」
「ありがとう……早く教えて欲しいかも……」
私は心臓がドキドキしていた………。
すると隣で都ちゃんがニヤニヤしながら私に話しかけてきた。
「おんやぁあ。私を置いて哲志と秘密の個人レッスンでもするんですかねぇ霊夢ニャハハハ」
「ちっ、ちがっ、違うよ!!ただ問題で分からない所があったから哲志くんに教えてもらおうと思ったわけで、別に個人的な思いで誘ったわけじゃないからね都ちゃん!」
私は都ちゃんにバレないように必死に言い訳をした。
けど私が思ったとおりにはいかず逆効果だった。
「あら不思議だね霊夢。いつもと違って顔が赤くておまけにちょっとツンデレさんが混じってたのはなんでかな?」
私は頭のなかで蒸気が出ている音がした。
「ニャハハハやっぱり哲志くんのことす…………」
「ダメエェェ!!何のことか分からないからね!」
もう私には都ちゃんが手に負えなかった。
(どうしよう……哲志くんにバレたら嫌われちゃうよ……)
心配な思いが強かった。
するとイスを持ってきた哲志くんが私と都ちゃんの会話が気になったのか聞いてきた。
最初のコメントを投稿しよう!