序章

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まぁ、そんなこんなで学校が終わる。 ちっと寂すぃぜw 一人で校門をでる。わぉ、俺っちぼっちやんかw ちなみに大輝はサッカー部のため部活があって一緒に帰ったりはしないっすねw 後ろを振り返る。 全寮制だし、山奥の学校だから時々しか会えないだろう。 「今までありがとう」 小さな声で呟いた。これは一応、小学校からの友達の大輝に言ったものだ。 「よし」 気合を入れると、家に向かって歩き出した。 とか、今までめっちゃ言ってみたかったぉw 願いが叶ったぜ 途中で空を見上げてみる。 5月の空は、どこまでも続いていて美しい。まるで、あの時のようだ。 「懐かしいなぁ、会いたいなぁ」 一人、つぶやいた。 「あれ、俺は誰に会いたいんだろう?」 自問自答を繰り返した。 「事故が起こる前に誰か、特別な人にあった気がするんだけどな」 5歳の頃に事故にあった。 そして、今でも後遺症が残っており、一部、記憶が抜けている。 覚えているのは 『人を好きになってはいけない』 ということだけだった。 なんの経緯でそう思ったのかは、思い出せない。しかし、それだけが頭に残っていた。 「あー、もう、考えるのなんてやめるぉwシリアスなんて合わないぉw」 そういうと、家の方へ走り出した。 走ったら途中で転けました。(え?w
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