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「どうだ、びっくりしただろう?」
「びっくりするもなにも……」
言う言葉が見つからない。
「それで俺の次の社長候補に聖也が入っているから、今の学校でも十分に勉強しているけど首席でしょ?」
黙って頷く。頭はいいから。
「だったら、もう少しレベルの高い学校で勉強した方がいいと思って」
ニコリと笑顔を浮かべる。爽やかでとてもカッコいい。
「じゃあ、聖也、そういうことで星桜学園に行ってきなさい」
母の言葉で現実に戻された。
「でも、荷物が…。」
今日、転校の事も言われたばっかりだ。もちろん、支度などを行っているわけがない。
「それなら大丈夫だよ。もう移してあるから。
あと理事長は俺の姉だから、いろいろ聞くといい。3年間、頑張れよ」
そう言ってまた微笑む。
「いってらっしゃい。気をつけてね。家の前にある車で送っていただけるらしいから。3年間頑張ってね♪」
俺はお母さんの言葉に頷き、静かに家を出た。追い出されたっぽいかもw
っつか、あの真っピンクの色に耐えられないぉw
今からギシアンかしら?www
家を出ると、きっと使用人であろう人がドアを開けて待っていた。
これ、あれだろw
セバスチャンだろwww
「すみません、ありがとうございます」
セバスチャンはニコリとした。
ってか、セバスチャンもテライケメンw
車は星桜学園高等学校へ向かった。
「けどな…………。」
車の中で思った。
「この髪色と目は目立ちすぎないか?」
簡単に変装するか。髪は茶色にして、目はカラコンでも入れるか。
そう思うと、セバスチャンに頼みドンキによってもらうことにしたw
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