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…ここは古代ベルカの時代…。
闇の書の影響で各地には戦争が絶えなかった…。
そして、まだ10歳の王女、グレーティアは、父に言われた。
「お前を…っ死なせる訳にはいかん…。お前をここに残しておいたら、ハノード家は滅びてしまうだろう。」
「お父様、どうするおつもりで…」
すると父は服から、くろい水晶を取り出し、叫んだ。
「時闇石よ!我が娘を安全な時代に連れていけっ」
すると…
その水晶は紺の魔法光をはっし、グレーティアを飲み込んだ。
「っ…お父様っ!お父様あ!」
グレーティアの視界は、紺の魔法光で見えなくなっていく。
「…っお父様……お父様あっ!」
グレーティアの視界にはもう、父の姿はなかった。
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