act2 連れてけ

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「クルよ。職業はふぁふぁ。最近栽培に目覚めた将来的にはマリキン使い志望の超キュートな16歳よ」 「……自分でキュートとか…」 エミル族特有のダークブラウンのショートレイヤーに少しだけ気の弱そうな目許。 「ありがちな作成パターンだね………」 「ちょっ!!駄目!それはタブーよ!!しーっっ!!」 「しぃ~~っっ!!」 二人で口にチャックをする仕草をする。 なんだかたまが凄く楽しそうだ。 (あまり表情変わんないけど楽しい……のかな…) 実はちょっぴり不安だったクルだった。初対面でいきなり激しくツッコミを入れたのを、少しだけ気にしていたのだ。 「ふぅ……危うくBA……世界観が底辺から崩壊するとこだったわ…」 とにもかくにもお互いの挨拶は終えた。
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