act2 連れてけ

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「あ……め………ざぁ~~~」 ゆっくりと手を下げる。 「な、なんだべ、何も起こらねぇでねぇか…」 「ふざけるでねぇ………だぁぁぁっっ!」 途中まで言いかけて次が続かないファーマー達。 それもそのはず。 突然、バケツをひっくり返したような雨が、なんの前触れもなくファーマー達に降り注いだからである。 「ひぃ~、か、かんべんしてけろぉぉ……」 「おら達が悪かっただぁ………」 「♪♪~♪~♪~~」 鼻唄を歌いながらもまるで止めようとしないたま。 「ちょっ!たま!何してんのよ!!」 滝のように降りしきる豪雨の中、クルがたまの服を掴んで止めさせようと揺する。
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