act3 ヒーリングプリンセス?

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「というわけで私はアクロポリスに行きます!」 「どういうわけ!?」 「言った筈です。人には表現の自由があると。私のお洒落の道は誰にも邪魔させません。良いじゃないですか、ドレスを着た戦闘服でも、カウガールな和服美人でも、お姫様なガンマンでも、巫女さんなシンデレラでも、今アクロポリスではクジなる物が流行っているそうです。なんでも………引いて……を…WEBで………たら……一時の夢を……情熱と共に………クリック連打……無駄な努力と………聞いているんですか?」 「うむ、まるっきり一言も聞いた単語はないが聞いている」 そりゃそうだろう。 「つまり!」 一際激しく頭をはたくユースウェル。 「頼むから聞いておくれ、ユースウェルやぁ……」 もぅ泣きそうなクロフト卿。 「私が行かずに誰が行くのですか?あぁ、アクロポリスが私を呼んでいる」 そんなクロフト卿を無視してアクロポリスに想いを馳せる。 「大体お金はどうするのだ?働いた事などないではないか」 「お洒落の為なら平気です。これも聞きましたがアクロポリスには今仕事が溢れているそうです。なんでもインスマウスが大繁殖してその討伐に大わらわらしいです」 「戦った事ないではないか」 「戦いません!」 ビシッと宣言する着ぐるみユースウェル。
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