act3 ヒーリングプリンセス?

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「あの?どちらから来ました?」 ユースウェルがニコニコ顔で二人に話しかける。 「アクロポリスからです~」 さらたんが愛想良く答える。 「なる…」 「なぁおい、くま~は諦めようぜ?アイツツヨイ」 地面にあぐらをかいた男が遠慮がちに提案。 「アンタが弱いのよ。このカス」 「……」 そして撃沈。 「良かったら一緒に冒険しませんか?私ドルイドだから戦闘は無理だけど回復できるし」 「ぉー」 パチパチパチ 「黙れクズ。コホン、あの、本当にいいんでしょうか?正直凄い助かるんですけど……行くところあったんじゃ?」 さらたんが礼儀正しく質問する。冒険者の世界は意外に狭い。どこから悪い噂が広がるか分からないのだ。 だから、良識ある一般プレ……冒険者は出会う人に礼儀を尽くすのがある種のお約束になっている。 余りに酷いと…… 「やった~!ドルがいれば怖いもの無しだぜ!」 「うっさいわねゴミ虫!ありがとうございますが先でしょ!?晒すわよこのクソ虫!!?」 こうなる。
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