act3 ヒーリングプリンセス?

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「いえいえ、その代わりと言ってはなんですが、アクロポリスに戻る時、ご一緒してもよいでしょうか?」 「アクロポリスに?私はむしろお願いしたいぐらいです」 容赦なく剣士の背中をゲシゲシ踏み倒しながら少女が答えた。 「上の暴君におな……」 「少し黙ってなさい。この産業廃棄物」 もう人ではないらしい。 (面白そう♪) 目がキラキラし始めたユースウェル。 どうやら彼女の行動は面白いか、そうでないかによるところが大きいみたいだ。 「安心して逝って下さいね剣士さん。大丈夫、なんとかなります♪」 「何がなんとかなるのかすっごく聞きたいんですが…」 当然の質問ではあると思われる。 「貴方は今からゾンビってことよ。前線が一人しかいないんだから当然ね」 「さ、逝きましょう♪」 「ちょ……ま……」 男を置いてスタスタと二人は廃炭鉱の入り口へ向かう。
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