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そんな少女の雰囲気を感じ取ったのか、ユースウェルはそれ以上追求する事を止める。
「ところで、くま~狩ってどうするんですか?」
「あぁ、私のフレがクエスト受けたはいいんですけど、用事ができて調達できなくなったって泣きついて来たので代わりに」
「なる、毛皮オンラ……クエですね。大量に使うし量もありますからね~」
そうこうしている内に廃炭鉱の入り口へ到着した。
「さて、逝きなさいクソ虫。泣き言言ったら気絶したその場で放置よ」
「マジで?」
「お腹に鉄ナゲ詰め込んで絶対に動けなくさせるんだからそのつもりでいなさい」
「なんで俺ばっか…」
だが渋々剣を抜くあたり少女の言うことは聞くようだ。
「文句でもあるの?」
「ありません」
まったくもって頭が上がらない男。
「当然ね、頑張ったら今度私のお買い物に付き合える光栄な権利をあげるわ」
超上から目線な少女だった。
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