act3 ヒーリングプリンセス?

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「ちょっと!まだ俺昇りきってない!」 なにやら下の方から悲痛な叫びが聞こえてきた。 「安全確認……」 そこで最後のボタンを押そうとして少女は背後のユースウェルとネコマタ達を見る。 それを見たユースウェルはネコマタ達と顔を見合わせると笑顔で応える。 「「「「「よ~し♪」」」」」 「良くないっ!わかってんのか!この空でロープ一本でぶらさが…」 「しゅっぱぁ~つ♪」 「「「しんこ~♪」」」 ポチッ 低い唸るようなエンジン音と共に前に進みだす飛空庭。 「わぁ~♪気持ち良いです~♪」 暫しの遊覧飛行が始まった。 歓声をあげるユースウェル。 「うひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ……」 哀れな少年をぶら下げたまま。 目指すはアクロポリス。 何がユースウェルの行く先に待っているのか。 それはまだ誰も知らないクロニクル。 君の作る物語はまだ そのほんの最初の1ページ目を刻んだだけ。 さぁ、君はどんな物語を作り出す?どんな出会いと巡り会う? 知りたい? じゃあ一緒に行ってみよう。 君と繋がるクロニクルの世界へ。大丈夫だよ。きっと必ず君も巡り会うから。僕が君を見つけるから…… さぁ、行ってみよう。
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