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『でもそれとこれとは違う。
そのことは、お母さんのことで君自身が一番よく知ってると思っていたんだけどね』
『…エル……！』
エルは本当にこの娘を殺す気だ
どうする…？
確かな理由なんてないのに、僕の心はエルを止めようとする
外国生まれで人間と暮らしていたエルはすごく物知りで、ずっと山の中にいた僕に色々なことを教えてくれた
孤独で世間知らずだった僕にはそれがとても嬉しくて…
でも今のエルを本気で止めようとしたら、おそらくエルは……
『どきなよ坊や。坊やと殺し合いはしたくない』
『僕だって…！』
そんなの嫌だよ、エル
そう思いながらも何も譲れない…………暫しエルとの睨み合いが続いた
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