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♪~♪~♪
「……頭いてぇ」
携帯の音が部屋に鳴り響き、その音で僕は目が覚めた。
頭が鉛のように重く、鈍器で殴られたように痛い。
額にはうっすらと汗が浮かんでいる。
(……また同じ夢…)
汗をふきながら、ゆっくりと起き上がり携帯の表示を確認すると、不在着信が一件。
ふと窓の方を見ると、カーテンの隙間から暖かな光が入り込んでいた。
「……もう朝か」
ポツリと呟くと、再び携帯が鳴り出した。
僕は慌てて通話ボタンを押した。
「はい?」
『お前…まさか今まで寝てた?』
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