1人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
僕はベッドから滑り出て、大学へ行く準備を始めた。
僕、斎藤 刹那の通う大学はマンションから電車で2駅、自転車で三、四十分ほどのところにある。
さっきの電話の相手は、椎名 純。
幼馴染みで実家が隣同士。
今はお互い一人暮らしで同じ大学、同じ学部に通っている。
準備を終えた僕は部屋を飛び出した。
純とは同じ講義をとっていて、大学へ行く時は大抵始まる30分前に大学の近くにあるコンビニで待ち合わせをしている。
コンビニから大学までは5分もかからない。
「30分過ぎてる…純のやつ先行ったかな」
最初のコメントを投稿しよう!