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僕はベッドから滑り出て、大学へ行く準備を始めた。 僕、斎藤 刹那の通う大学はマンションから電車で2駅、自転車で三、四十分ほどのところにある。 さっきの電話の相手は、椎名 純。 幼馴染みで実家が隣同士。 今はお互い一人暮らしで同じ大学、同じ学部に通っている。 準備を終えた僕は部屋を飛び出した。 純とは同じ講義をとっていて、大学へ行く時は大抵始まる30分前に大学の近くにあるコンビニで待ち合わせをしている。 コンビニから大学までは5分もかからない。 「30分過ぎてる…純のやつ先行ったかな」
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