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「あ~あ、しまぷーったらほんと手加減ないなぁ~。いってて・・・」
プリン頭が蹴り飛ばされた脇腹を抑えながら立ち上がる。
顔は痛みに歪ませてはいるが、さっきの切羽詰ったもんに比べたら、表情にかなり余裕が伺えた。
「安藤」
「・・・なんぞ?」
「俺はこいつに話があるからお前は部屋から出ろ」
「・・・・は?」
いやいやいやいやいやいやいやいやいやいや
「あんさん何言っとりゃーすかwwwwwwよく考えてジョニーwwwwwここ俺の部屋だしwwwwwwwほんだしwwwwwかつおみりんだしwwwwwwwww」
「・・・・・・・・・・」
殺意を練りこんだ視線で見下ろしてくる彼方にビビって、俺は思わず貝のように口を閉じた。
少しでも場を和ませようとしただけなのにナンナノヨ・・・・
コノヒトコワイヨ・・・ミー国ニ帰リタイヨ・・・マムー・・・(´Д`;)
阿修羅王の顔面に思いっきり「出て行けや言う事聞けねえっつーならひねり潰すぞ」と書いてる。
わたくし正直、本能的に生命の危機を感じ取りましたね・・・・。
「スミマセン、ワカリマシタ出テイキマス・・・」
つーわけで俺は、彼方の言うとおりにすごすごと部屋から出て行く事にした。
バタン。
扉が締まる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
なんだこれwwwwww追い出されたwwwwwwwww俺の部屋なのにwwwwww僕はどこに行けばいいんですかwwwwwww
迷える子羊YHEA...
つーかよく考えたら、床にほむほむがえらいことになってる肌色の薄いお宝が床に放置しっぱなしだったわwwwwwwwやべえwwwww明日クラス中にロリコンの烙印を押されたら生きていけないwwwwww
「テレビでも見るか・・・」
俺は大人しくどっこらしょーとソファに座り、リモコンのスイッチを押した。
・・・あ、今ちょうど吉本新喜劇やってるわ。
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