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「しつこい。いい加減にしろ・・・」
「いや、おま」
「言っておくが」
ブチのめすぞ的オーラを身にまとった彼方が、何かを言い始める。
はっきりと、きっぱりと、断言するかの如くこう言った。
「俺が今までお前とつるんでたのは、お前があれこれ詮索しない都合のいい存在だったからだ」
( ^ω^)・・・
( ゚д゚)エッ?
「・・・ハッ?」
一瞬意味を噛み砕けなかった俺の思考にかぶせるように更なる追加攻撃。
「これ以上詮索してこようとするなら、お前との今後の付き合い方も考える事にする」
・・・・・・・・・・・・
ハァアァァアアアァァアァァアァァア!!?!?(# ゚Д゚)
「あんじゃそりゃああああああああ!!??!?」
血管浮き上がりそうなほどブチギレそうになりながら、松田優作ばりに叫ぶ。
ふざけんなよコイツ!!!!!
「何お前、厨二病なの!?高校生探偵気取りなの!?普通に危ないからやめとけって言ってんのになんじゃそりゃ!?何様俺様彼方様か!!?」
「うるさい。意味不明な事を喚くな」
「あーそーあーそーあーそーですか!!そいつは私が悪うこざいましたぁ!!もうお前なんぞ知らん、勝手にしろ!!」
渡す予定だった約束の野球のチケットを彼方に叩きつけると俺はそのまま部屋に入り、ドアを力任せに叩きつけた。
あー久々にガチでキレたわ。一発殴っときゃよかったあのクソ野郎、イケメンだからって何もかも許されると思ったら大間違いだっつーの!!!
俺はベッドにダイブするとなんか気分的にネットをする気にも、ゲームをする気にもなれず、もう朝までふて寝することにした。
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