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「そういえば安藤君、キミまだ球技大会の希望種目提出してないだろ?体育委員が困ってたよ」
「ああ?」
古泉が珍しくもさ八以外の話題で俺に話を振ってきた。
あー・・・球技大会ね・・・。そういやそんなもんもあったな・・・。
つーか希望種目つっても競技がサッカーとバスケの2種目しかねーしwwww
少ないだろwwwww飛行機の機内食かよwwwwwwフィッシュORチキンwwwwww
「あ!球技大会で思い出したっ!」
突然、もさ八の頭上に脳内豆電球が飛び出した。
「高成、球技大会サッカーするだろ!?」
「なんでやねん」
もさ八の何の前触れもない唐突なサッカー押しに思わずツッコミを入れる。
国立を目指せ、ボールは友達!ってかwwww
するともさ八はじれったったったいわもう!てな表情で続けてこう言った。
「だって彼方が球技大会サッカー選んだの知ってるだろ!?だからてっきり高成もそうだと思って俺も・・・」
「バスケ」
「――サッカーにしたんだ!・・・・ってえ?」
きょとんと目をパチクリさせるもさ八にもう一度言い返した。
「だから、バスケにする。球技大会の種目」
「え、ええ!!?なんでだよ!!」
「それはね、俺がホイッスル!よりスラダン派だからだよ」
「意味分かんねえよっ!!」
微妙にチョイスが古いからわからないって?やかましいわwwwwww
「テメー・・・、憐の誘いを断るとはいい度胸だな・・・」
「ちょwwwwwいちいちスーパーサイヤ人化するの止めてもらえませんかね赤髪さんwwwwwww地球がいくつあっても足りねえwwwwww」
「へぇ?安藤くんってバスケ得意なのか。知らなかったな」
「んなわけねーだろwwwwwwボールを顔面キャッチ余裕です、はいwwwwww」
赤髪くんの殺気にビビリながら古泉と話していると、横でなにやら唸りながら5秒ほど考え込んでいたもさ八が「なあ!!」と叫びつつ身を乗り出してきた。
だwかwらwwww近いwwwww
「――なあ、高成と彼方ってなにか喧嘩してるのか!?」
「は・・・?」
思わぬもさ八の発言に口元が引きつった。
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